源泉徴収票の信憑性について

法人化して今年で2年目の年末調整になるのですが、本日、年末調整の処理をすべて終了することができました。

源泉徴収票も作成しましたので、あとはe-taxするのみなのですが、法定調書の提出期限が1月31日までなので、まだちょっとはやい気もして来月あたりに出そうかなと考えております。

この年末調整については、やよいの給与計算ソフトを使っているのですが、これとe-taxがあれば税理士さんに依頼する必要もなく、自分で簡単に作成できてしまいます。

ただ、この源泉徴収票って社印を押さなくてもいいみたいなんですよね。

ふと思ったのですが、これならいくらでも自由に給与所得金額を書き込めるんじゃないかなと。

例えば、年収3000万円とか書き込んで、その源泉徴収票をもって、何らかのローンの申し込みとかできちゃうんじゃないかなと。

これは「私文書偽造」になるのか、「虚偽文書作成」になるのかはわかりませんが、もちろん詐欺行為にあたることは間違いないですので、絶対にやってはいけませんが、こういうふうに悪用される心配はないのかなと思ってしまいます。

会計ソフトといっても、1万とか2万円とかで買えるわけですし、専用の印刷用紙も数千円だせば買えるわけですので、誰でも本物と同じ源泉徴収票が簡単に偽造できてしまうわけです。

給与明細書も封筒付きのやつとか5千円も出せば買えますんで、源泉徴収額と帳尻が合うように、給与明細もかってに作ってしまうことも可能かと思われます。

雇われ社員の時はこういう書類はありがたがって頂戴していたものですが、いざ自分が源泉徴収義務者となった際には、源泉徴収票や給与明細書なんかはその程度の紙切れぐらいにしか思えません。

ただし、この源泉徴収票というのはe-taxにて市区町村や税務署にも送られますので、後になって所得証明書も出して欲しいといわれた場合には間違いなくばれます。所得証明はパソコンでかってに作ることはできません。

そういた意味では、源泉徴収票や給与明細書には「社印」を押すようにした方がいいのではないかという気もしております。

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