僕がお中元やお歳暮を贈る4つの理由
昨今、「若者のお中元離れ」が深刻化していますが、悪しき風習ということであまり評判はよくないようです。義理でしぶしぶ贈っている人も多いようで、面倒くさいと感じている人も多いのかもしれません。
ただ、このお中元やお歳暮については何かと誤解があり、必ずしも出世とか、エコひいきにしてもらうためにしている訳ではないかと思います。
僕の場合、会社の交際費として経費になるため、お中元は節税という意味合いもあるのですが、そもそも日常的に贈り物をするケースがけっこう多いです。パパ活中の女の子にコスメやアクセサリーを贈ることはほぼ毎月ですし、お誕生日やお正月、クリスマスなど逢う度にプレゼントを渡しています。
お返しなどは一切ありませんし、あったとしてもバレンタインでコンビニチョコをくれるぐらいなのですが、そんなことはどうでもよく、「喜んでくれる笑顔が見たいから」という理由に他なりません。
つまり、お中元やお歳暮を贈る人というのは、プレゼントを渡すこと自体を楽しんでいる傾向にあり、一種のエンターテイメントなわけですので、それが義理とか、出世のためという気持ちはほとんどないのです。
逆に言えば、お中元やお歳暮を苦痛に感じているのであれば、きっぱりと止めた方がよいと思います。
また、「日常的なプレゼント」と「お歳暮、お中元」では、関わりあう商品のカテゴリーが違ってきます。
概ね、クリスマスプレゼントはブランド物であるのに対し、お歳暮やお中元は老舗の品のある銘菓とか、そういう非日常的な部類に属するカテゴリーの商品になるはずです。このような品のある商品というのは、お中元やお歳暮の機会でなければ、おそらく接点はないだろうと思われます。
そのような品のある老舗の商品に触れることは、自身の品格の幅を広げることにも役に立つはずです。
加えて、ここからは僕個人の考えになりますが、贈る相手の先祖へのお供え物という意味合いもあると感じてます。お中元はお盆の直前あたりですし、お歳暮は新年の祝賀の直前になるわけですので、先方への感謝の気持ちとともに、その人の祖先への感謝の気持ちという意味合いもあるかと思われます。
江戸時代がどうだったのかは分かりませんが、お世話になっている取引先の家に訪問した際、お盆あたりには仏壇へ手を合わせていくケースもあったと思います。取引先の先代から代々お世話になっていた場合などは、おそらくそういったケースが多かったものと思います。
その際、手ぶらでいくわけにもいきませんので、お供え物を持参していくようになり、それがのちのお中元やお歳暮となったのではないか、ぼくはそう考えております。
(※これはお中元やお歳暮の由来に関するボク独自の説です。これに関するエビデンスは何らありません。)
この点、例えば、夫や妻の直接の先祖は義父母ということになりますので、この義父母がいなければ、結婚もありえなかったかと思います。そのような感謝の意味を込めて、義父母にもお中元やお歳暮を贈るのは大切なことかと思われます。
まとめると、ぼくは上このような理由でお歳暮やお中元を渡すようにしています。
- エンターテイメント性
- 交際費による節税対策
- 品格の幅を広げる目的
- 先祖への感謝の気持ち
ちなみに、今年のお中元はGRAMERCY NEWYORKのチーズケーキを買ってみました。
いつもは虎屋の羊羹などでしたが、たまには洋菓子もよいかもしれませんね。