大統領選挙で米国市民は正しい決断を下した

米国大統領選挙から2週間が過ぎましたが、トランプ大統領の誕生を受け、アメリカのみならず日本でも株価が急上昇しています。今回の選挙ではメディア側のトランプ氏に対する批判的な論調ばかりが目立っていましたが、私はずっと違和感を感じておりました。

といいますのも、トランプ氏の主張は特におかしなことを言っているわけでもなかったと思います。移民反対はブレグジットの際にも大きな争点となりましたが、これに反対することは特におかしなことではありません。

日本でも移民政策を導入しようと考えているみたいですが、新興国から大量の移民が日本にやってきて住み着いたとしたら、いったいどうなってしまうでしょうか?

中国の爆買いは歓迎しますが、実際に住み着いたうえで生活保護を受給するともなれば、膨大な社会保障費の負担が発生することになります。その結果として増税になることは目に見えているはずです。また、安価な労働力が大量に流入してくることにより、日本の若者の給与も下落の一途をたどることになるでしょう。

結果として、少子化問題はさらに拍車がかかり、日本人の人口は今後数十年で9千万人程度になるとぼくは予測しております。これを回避するには、移民は受け入れず、国内の産業を保護して日本の若者の賃金を上げていくほかありません。

ブレグジットもトランプ氏も、このようなごく当たり前のことを主張しただけであって、特におかしなことを言っているわけではなかったと思います。英国、そして米国市民の賢者たちは、自身の将来に対して正しい決断を下したものとぼくは考えております。

けれども、メディアはなぜか世論を違う方向へ持っていこうとする動きが活発でした。これはブレグジットの際にもそうでしたし、米国大統領選挙の際にもそうでした。つまり、イカサマをして世論を誘導しようとした愚かな陰謀が失敗に終わったことを意味しています。

メディアにお金を払っていたスポンサー企業の多くは、トランプ大統領が誕生したら安い移民の労働力が使えなくなるため、人件費が高くなって都合が悪いわけです。

メディアの大半は英国はEUに留まると予測していましたが、そうはなりませんでした。また、大統領選挙においてもクリントン氏の勝利を予想していましたが、そうもなりませんでした。加えて、トランプ氏の誕生で円高、株安になると予測していましたが、そうにもならなかったわけです。

これが意味しているものは、公共の電波を使ってバイアスのかかった報道ばかりをしていたと言っても過言ではありません。善良な市民が狡猾なメディアに対して、大きな勝利を収めたともいえるでしょう。

この勝利による明るい将来への期待感から米国と日本において株が買われている、これが最近の株高の実態ともいえるのです。

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