社長の私物を会社に売却して節税

私は法人を設立して3年目に入るのですが、これまで私個人の私物を会社の方で仕事の備品として使っていました。これは個人事業から法人化した際、忙しいあまりきちんと処理していなかったのが原因なのですが、ここに来て、やはり会社に備品として売却することにしました。

気が付けば、パソコンも自分の私物を会社でメインで使ってますし、PhotoshopやOfficeなどのソフトも、よく考えれば、全て自分で購入したものなのです。特に、Photoshopについては現在では既にパッケージ版が売り切れておりますので、売却しようと思えば高値で売れる状態です。

なので、私個人のPhotoshopをヤフオクなどに出品して売却し、仕事で使うものについては会社の経費で新しく買ってしまった方が会社の節税にもなりますし、売却できた分については自分のお小遣いにもなります。ただ、そうであるならば、直接、自分の会社へ売却した方がヤフオク出品の手間がはぶかれます。

そこでネットで調べてみますと、社長個人の私物を会社に売却して経費に計上するのは特に問題ないようです。もちろん、償却年数分を差し引いて、実態に見合う適正な価格で売却する必要がありますが、国税庁のホームページで耐用年数の一覧表が記載されていますので、個人で使っていた年数分を差し引いて買い取ってもらうのがよいと思います。

ちなみに、ソフトウェアの耐用年数については以下のようになっています。

「複写して販売するための原本」及び「研究開発用のもの」・・・・・・・・・3年
「その他のもの」・・・・・・・・・・・・5年

なので、私はPhotoshopの耐用年数は「5年」で処理致しましたが、これが妥当かどうかは不明ですので税務署にてご確認されることをおすすめします。

私の場合、個人事業の頃に自分でPhotoshopを購入してから3年が経過しており、法人成りした後も会社の仕事でずっと使用していました。会社の仕事でしか使っていないため、当然、会社で買い取ってもらって経費として計上してもよいものと思われます。

当時、9万円ぐらいで購入したのですが、3年分が経過しているので、耐用年数5年のうちの3年分を差し引いたとしても、9万円の5分の2の価格の3万6千円で会社に買い取ってもらうのが妥当と思います。また、消費税分も付けるべきと思います。

もし、明らかに社長個人の私物を会社の備品として使用している場合は、会社の備品として買い取ってもらい、節税されるとよいかもしれません。

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