脳梗塞の予兆を見逃してはならない

母が脳梗塞になって入院しているのですが、直前に兆候のようなものがあったと感じており、それを見逃してしまっていたことに後悔しています。

今月のはじめからめまいや右手のしびれなど、母にはいくつか脳梗塞の兆候がありました。一旦は私も脳梗塞ではないかと疑い、母に病院に行くことを伝えたものの、本人はすぐに良くなったから大丈夫だと言っていたため、そのままにしてしまったのです。

ただ、普通の人は脳梗塞について詳しくは知りませんし、回転性のめまいや腕のしびれなどからすぐに病院に行く人はごく少数かと思います。予兆から気づかなかったからといって、それはそれで無理もない事なのかもしれません。

とはいえ、脳梗塞の発症から数時間以内に治療(tPA治療)を開始すれば、その後に劇的な回復をするといわれています。すぐに行動していれば、もしかすると脳血栓が消えていたのかもしれないことを考えれば、予兆を見逃してしまったことを後悔しています。単に知らなかったというだけで、健康への影響はあまりにも大きいです。

そのため、このページを読んだ方は、ぜひ脳梗塞の予兆について一度は自分で調べておき、頭の片隅にでも覚えておくことをおすすめします。

そもそもこの脳梗塞についてですが、単純にいえば、血栓が脳の血管のなかにできて血流が詰まってしまい、脳細胞が死滅することで手足が動かなくなったり、ろれつが回らなくなってしまう病気のことです。そのほか、脳内で出血する脳出血やくも膜下出血などもありますが、それらを総称して脳卒中といわれています。

その予兆についてですが、顔や腕がしびれて麻痺したり、めまいがしたりろれつが回らない、あるいは言葉が出てこないなどの症状が現れた場合、すぐに病院に行くことをおすすめします。特に体の片側だけにしびれなどの症状が出ることが特徴です。

医療機関などの公式サイトにて脳梗塞の初期症状についての情報が多数公開されていますので、一度は調べておくとのちのち役に立つことがあるかもしれません。発症から数時間以内(3~6時間以内)に初期治療を受ければ、その後の回復がよいと言われていますので、ピンときたら早急に対処するとよいでしょう。

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