相続争いの解決策にリースバック案が浮上
以前、骨肉の相続争いが勃発していたのですが、マンションの持ち分の分割でもめる形になっています。
現在、私は実際に相続のマンションに住んでおり、これを分割して分けるとなれば、どこかに引越して売却するより仕方ありません。ただ、法人を登記しているなどの関係もあり、売却するにしても面倒な手続きが発生してしまいます。
このように、持ち家ぐらいしか資産がないケースが一番もめるようですが、私のケースがこれに当てはまってしまいました。
そこで、よい解決策はないかといろいろ調べてみたところ、「リースバック」という売却方法があるようです。リースバックを利用してマンションを売却すれば、多少、買取金額は安くなるものの、売却後も賃貸契約で住み続けることができます。
おおむね2~3割程度は安くなってしまいますが、その後も毎月家賃を払って住み続けることができるメリットがあります。
ただし、一般的には、売却した人がその売却代金でそのまま賃貸で住み続けることを想定しており、私のように相続財産を分割したのち、賃貸で住み続けることは想定していないようです。
加えて、リースバックの場合は通常の賃貸借契約ではなく、定期賃貸借契約となるため、おおむね2年程度の更新となり、ずっと住み続けることができる保証はありません。
いろいろと試算してみた結果、リースバックの場合はかなり安くなってしまう事情があり、それなら引越をして売却してしまった方がよいと感じました。
おおむね、リースバックは生前のうちに、本人が対応しておけばメリットがあったのかもしれませんが、亡くなってから遺族が利用するには何かと面倒な印象を感じました。
カテゴリ: 経済