骨肉の相続争いが勃発

先日、祖母が他界したのですが、以前から想定していた通りに相続争いが勃発してしまいました。

全体としては資産というほどのものはなく、マンションのみだったのですが、持ち家以外に大した資産がないケースが一番もめるようです。

詳細は省きますが、今までこれだけやってきたのだから、これだけは返して欲しいとか、こっちにはこれだけの取り分があるはずだのような、そういう感じになってしまっています。

もともと祖母は年金生活者でしたが、マンションのローンについては私がある程度の負担をしてきました。個人の持ち出し分については約1千万円程度あり、葬儀代もある程度は私が負担した形になっているため、祖母がわたしへの相続分も残してくれた形になります。

けれども、それは認めないという親族が出てきており、私も特にこだわっているわけではないのですが、その一方で故人の意向でもありますし、分け前がゼロというのはおかしい気もして交渉は難航しています。

このような相続争いにはどのように対処すればよいのでしょうか?

相続争いに発展した際のポイントは、まずは「冷静になること」が必要です。感情的にならず、その場の感情だけで判断すると事態を悪化させてしまう可能性があります。

こじれてきたと感じた際、まずは数週間程度の時間を空けて冷却期間を設けることが何より大切といえるでしょう。

できるだけ、第三者の目もはさみ、客観的な視点から判断することが必要になります。

次のポイントは「故人の名誉に配慮する」ということです。

相続の取り分を多くするということは、生前の故人にこれだけのことをしてきたと主張することになりがちですが、その過程でそんなことまで対応させていたのかということを暴露してしまうことにもなりかねません。

故人が望んでいない発言は慎み、話せることと話せないことは明確に分けて交渉することが必要になります。お金をとるか、故人の名誉をとるかの選択になってしまいますが、お金に惑わされていないかを常にチェックすることが必要になります。

一旦、暴露してしまうと、後戻りができなくなってしまうため、十分に注意して発言するとよいでしょう。

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