台風や大雨の前日の夕焼けは赤い
関東地方では大雨が発生し堤防が決壊するなどの被害が出ておりますが、その数日前、夕焼けがとてもきれいだったので写真を撮っておきました。
私の部屋から撮影したものですが、このような夕焼けははじめてでした。
大雨による被害と何か関連性があるのかもしれませんが、一般的に台風前の夕焼けは赤いということがいわれているようです。
これは青い波長の光はかく乱されやすく、赤い波長の光はかく乱されにくいことが原因といわれています。夕方になると光の差し込む角度が浅くなるため、昼よりも多くの大気中を通過することになり、青い光がかく乱されつくしてしまいます。特に台風前の日没は雲が多いことにより、通常の日没よりも青い光がかく乱されやすくなり、結果として赤い波長の光しか地上に届かなくなるため、夕焼けが赤くなるのだそうです。
もちろん、空が全て厚い雲で覆われていると赤い光もさえぎられてしまうため、夕焼けにはなりません。雲は多いものの、西の空は微妙に晴れているような、そんな感じの状態が一番、夕焼けが赤くなるのだろうと思われます。
しかし、一方で「夕焼けの翌日は晴れ」ということはよく言われるものです。
これは天気は西の空からやってくるからですが、西の空に雲がなく、夕焼けとなっている場合は西の方角のかなり先まで雨雲がないため、翌日は晴れるということになるのだそうです。
そういった意味で台風前や大雨前の夕焼けは例外といえるのでしょうけれども、雨雲が多い状態での夕焼けは独特な赤い色をしてますので注意して観察してみるとよいかもしれません。
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