国勢調査と住民票の世帯の違い

先日、国勢調査の調査票に回答したのですが、世帯の考え方が難しいと感じています。

国勢調査での世帯は住民票上での登録は関係なく、主に住居の独立性や生計を一つにしているかどうかによって判断するとのことです。

例えば、2世帯住宅の場合、それぞれが住宅の要件を備えていれば別の世帯とします。また、住居の要件を備えていない場合でも、生計が別であれば、それぞれ別の世帯となります。

また、住民票の届出に関係なく、3か月以上住んでいる人なども一つの世帯となります。そのため、住民票をそのままにして大都市に住んでいる場合などで世帯の数にズレが生じてくることになります。

私の場合、生計は別なものの、母子家庭で母親が高齢のため、何かあった時のために同居しており、住民票上では家族それぞれが世帯分離をしています。このような生計が別で住民票上でも別世帯の場合でも、同居しているため、国勢調査上では一つの調査票に記入することになるようです。「親夫婦と子夫婦」で生計を別にしている場合は国勢調査でも別の世帯になるようですが、親子で世帯分離にしているケースについてはどこにも記載がなく、同じ世帯の扱いになるようで調査票が一つしかきませんでした。

ネット上で検索してみますと、とある市区町村のホームページなどでは以下のように記載されています。

「ご家族でお住まいの場合、別々の世帯として届け出をされていても、1軒の家で、玄関、台所、浴室等が別々ではない場合は1世帯となりますのでご注意ください。」

また、こちらはとある市区町村のホームページで見つけた文言ですが、以下のようになっています。

「世帯については、都合により世帯分離されていても国勢調査では1世帯と報告されている場合も多々あります。」

市区町村で別々の世帯として届け出をするということは、すなわち生計が別という意味になるはずですが、生計が別であるにも関わらず、国勢調査では1世帯となるのはおかしな話だなと感じています。でもこれが実態のようです。

国勢調査を受ける際、これらについてネットで調べるのに時間がかかってしまいましたが、このあたりが微妙にあいまいで、詳しく説明がされていなく、非常に分かりにくい点が多々あると感じています。

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