デジカメは画素より撮像素子で選んだ方がよい

8年ぶりにコンパクトタイプのデジカメを買い替えてみたのですが、安いタイプのデジカメの場合、最新の機種でも画質はそれほど変わらないようです。

こちらが今回購入したソニーの「DSC-W830」です。

2020年購入:最新機種:16,310 円

今まで使用していたのは、8年前に購入したこちらのパナソニックの「DMC-TZ30」ですが、それぞれをお互いに撮影しているため、あっちがこっち、こっちがあっちの画像になります。

2012年購入:古い機種:15,980(円)

ソニーの方は、シャッタースピード(※露出時間)が20分の1秒、ISO400で撮影しました。一方、パナソニックの方は40分の1秒、ISO400で撮影しています。概ね、60分の1秒ぐらいまではシャッタースピードが遅いと言われているので、20分の1秒だとけっこうブレてしまうのかもしれません。

このブレを無くすには、シャッタースピードを速くして撮影する必要がありますが、露出時間が少ないと光の流入量が減るため、一般的には暗い写真になります。これを回避するために、絞りを調節するなどして光の流入量を多くして撮影する必要があります。

スペック的には「DMC-TZ30」の1410万画素に対し、「DSC-W830」が約2010万画素となっているため、ソニーの方が性能が高いような気もします。

しかしながら、撮像素子のセンサーが「DMC-TZ30」の1/2.33型MOSに対し、「DSC-W830」は1/2.3型(7.76mm) でほぼ同じのため、この状態で画素数が多くなると撮像素子あたりに多くを詰め込んでしまう形となり、画質的にはむしろ画素数の少ない「DMC-TZ30」の方にメリットがあると感じています。

ぼくの感覚では、8年前に購入したデジカメと比較すると最新のデジカメの方が性能がアップしているはずですので、当然、画質はきれいになるだろうと思い購入してみましたが、それほど大きな違いはないように感じています。むしろ、8年前に購入したデジカメの方が画質はよいようにも感じますが、単に撮り方が下手というだけで本当はもっと綺麗に映せるのかもしれません。

以前にもデジカメを購入する際の比較ポイントを調べていたものの、すっかり忘れておりましたが、このあたりの価格帯のデジカメは、概ね1/2.3型の撮像素子サイズとなるため、画質に大きな違いは出てこないものと思います。

そのため、ワンランク上の画質を求める場合には、撮像素子が1型、もしくはフォーサーズと呼ばれる4/3型を選択した方が良いかと思います。

価格的には、概ね5万~15万円程度となってしまいますが、パナソニックの「DC-LX100M2」やソニーの「DSC-RX100シリーズ」がよいかもしれません。

個人的にはポケットに入るサイズなら買いだと思っているのですが、1型の場合は微妙にポケットには入らないと思いますので、どのみち入らないのなら撮像素子が大きめの4/3型にしようかなと考えています。

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