ソシャゲ依存の「廃課金」とは何か?
スマホゲームに何百万円もお金をつぎ込んでしまう人は「廃課金者」とか「ソシャゲ依存」、あるいはPCゲームなら「ネトゲ廃人」などと言われていますが、なぜそんなことをするのか、以前までの僕には全く理解できませんでした。
廃人になるまで大金を課金してしまう価値が、スマホのゲームにあるようには到底感じられませんでした。
けれども、ここ2週間ほどの間、スマホゲームに総額36,000円程度、合計60回ぐらい課金してしまったのですが、なるほど、これなら何百万円も使ってしまってもおかしくないなと感じています。
今まで株でソーシャルゲーム関連の銘柄に投資したこともあり、その利益の源泉がいったいどこから来るのか、漠然としか考えたことはありませんでしたが、スマホアプリの銘柄でテンバガーするのには廃課金する人の存在があるからだと思います。
株の信用取引やギャンブルなど、世の中には大丈夫だと思ってなめていると、思わぬ落とし穴にはまってしまい、そこから一生抜け出せなくなる「魔物」がこの世には存在します。
今回のケースで、スマホゲームもその類の魔物と感じたため、距離を置くことにしましたが、10代や20代の若者の場合は自制心が働きにくく、知らず知らずのうちに廃課金者に落ちていくケースも多いのではないかと考えてます。
では、なぜ何百万円もスマホゲームにつぎ込んでしまう結果になってしまうのでしょうか?
僕が感じたところでいえば、ゲーム内では「作業」が発生するため、それを完成したいという誘惑にかられてしまうのではないか、ぼくはそう考えています。
コツコツと作業を繰り返して育てることで、そのキャラに愛着のようなものが湧いてしまうものです。そうすると、レベルアップさせてみようとか、もっといいアイテムを付けてあげたい感覚になり、次から次へとどんどん課金してしまうパターンにはまってしまうわけです。
ぼくの場合はせいぜい2週間程度の廃課金初心者だったため、いわゆる「ガチャ」には手を出していないのですが、1万円ぐらいならやってみようかなと誘惑にかられることもありました。
また、作業をすることで時間をつぎ込んでしまうため、途中でやめてしまうとそれまでの時間がもったいない気もしてしまうわけです。そうすることで、いつしかゲームを優先するようになって仕事などが後回しとなり、いつしかネトゲ廃人が完成してしまうのです。
いわゆるソシャゲ依存症というものかと思いますが、一旦、現実世界から逃避してしまうと元に戻るのは困難になるのではないかと感じています。
ぼくの場合、会社経営はしているものの、ある程度は時間が自由になりますし、経済的にも余裕はあるため、はまりやすい環境にあると自覚してます。
そのため、直感でこれ以上近づくとキケンと感じたため、これを機にアプリは削除することにしましたが、主婦や若い人が何百万円も課金してしまうのも無理はないなと感じました。
ふとしたことから人生が転落してしまう魔物がこの世には存在しており、株の信用取引などでは一夜にして億単位の資産家から借金生活へと転落してしまう人も実際に存在します。
そういった「魔物」を舐めている人は、自分は大丈夫と軽く手を出してしまい、知らないうちに魂までとりこまれてしまうこともあります。今回、36,000円も課金してしまったことについては猛反省し、これを機にスマホゲームからは距離を置くことにしました。