CCSは道民にきちんと説明すべきではないか?

先日、北海道にて地震がありましたが、鳩山元首相のツイッター投稿が波紋を呼んでいるようです。

こちらはその投稿内容ですが、21日の「18:12分」に更新されており、その直後の「21:22分ごろ」に胆振地方中東部にて最大震度6弱の地震が発生しています。

この鳩山氏のツイッター投稿については、最初見た時は目を疑いました。

てっきり地震後の投稿と思っていたのですが、時刻が地震の約3時間前だったからです。これだと地震の予言していたことになってしまうかと思います。

おそらくではありますが、CCSが19日から再開されたことを受け、それを懸念してのツイッター投稿かと思いますが、その後に実際に地震が来てしまったという経緯になるかと思います。

ここで止めておけば、おそらくは預言者として話題になっていたはずですが、興奮してしまったのでしょうか、その後のツイッター投稿で人災と断定してしまい、猛烈な批判を浴びることになってしまいました。その後、道警にもデマ認定されてしまう始末です。

ただ、地震学者が地震を言い当てた試しがないのに対し、鳩山氏はほんの数時間前に地震を懸念する投稿をしているわけですから、鳩山氏の情報に興味をいだくのは当然かと思います。

そのため、このCCSについて調べてみたのですが、国会でも地震との関係について議論されていた経緯があり、約10年前の平成19年10月31日には以下の答弁にて「仮説」という認識になっているようです。

○風間直樹君 今、泉大臣と山本政務官から御答弁いただいたとおり、まだこれは科学的に確認された説ではございません、仮説でございます。

他にも国会での答弁を見てみましたが、かなり深い議論をしていた経緯があるようです。

今回、鳩山氏は断定してしまったことで批判を浴びているわけですが、10年前の「仮説」の状態から、2度の北海道地震を得てもなお「仮説」でやりすごすのはさすがに無理があると感じています。

いずれにしても、CCSの安全性について道民に理解を得る形で説明する必要があるのではないかと感じています。

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