失恋の辛さは仕事のモチベーションへ転換する
つい先月、失恋をしてしまったのですが、苦しくせつない気持ちはある意味でお宝ともいえます。行き場をうしなってしまった情熱を、仕事へ向けさせるだけで非常によい結果が出ることが多いのです。
私はこれまで個人事業で5年、法人にて3年経営してきており、一時は高額納税者になった年度もありましたが、そのモチベーションの大部分は惚れた女性によるものでした。10年前、付き合っていた女性と結婚したかったのですが、正社員になってくれないと嫌だといわれ、振られてしまったのです。
それを機に自分で事業をおこし、6年後には会社経営をして社長になりましたので、もしかすると今ならその子も振り向いてくれるのかもしれません。ただ、10年も時が経てば気持ちも変化していますし、今では逆に、結婚をせまられたらやばいという気もちになってしまってます。
決して見返してやろうという気持ちではなく、その子には感謝していますし、幸せになっていて欲しいと思ってはいますが、やはりなんであんなに好きだったんだろうと考えてしまいます。
その子には心から感謝してはいるものの、あの時、結婚していたら会社など経営してはいなかったですし、振られたことが今の豊かな生活に必要なことだったんだと素直に考えることができます。つまり、失恋では失うものは大きいですが、逆に途方もないモチベーションを得ることができるのです。失恋の傷が深ければ深いほど、得られるモチベーションは限りなく高くなります。
意識を高く持ち、頭で考えてモチベーションを高くしようとしてもなかなかうまくはいきません。モチベーションはハートで高くするものなのです。惚れた女のためなら自分のすべてをかけてもいいという気持ちさえあれば、多少の仕事の困難など軽々と乗り越えられます。
恋愛で人の気持ちを変えること、あるいは自分に振り向かせることはかなり難しいです。誰にでも好みがありますので、恋愛対象となっていなければ、どんなに頑張ってもうまくいかないケースがあります。ピーマンが嫌いな人に、どうしても好きになって欲しいといっても無理な話です。
嫌いなものはキライなんですから、好きになってもらえるように努力したからといって、それが報われるとは限りません。
一方で、仕事での努力は報われるとはいいませんが、恋愛よりもある程度は報われやすい傾向にあります。
そうであるならば、失恋で行き場を失ったエネルギーを仕事のモチベーションに転換した方がよいと思います。仕事で成功して充実した毎日を送っていれば、もしかすると惚れた女性も振り向いてくれるかもしれません。