小規模企業共済は事業用資金しか借り入れできない
先日、とある女性に惚れてしまいまして、デートやプレゼント用の資金が必要になりました。ただ、会社経営者の場合、一般的な無担保ローンなどから借入するのが困難であるケースが多いのです。
一方で個人経営者の場合、役員貸付金として会社からお金を借りて来ることができます。
また、小規模企業共済にもある程度の金額を積み立てていますので、そちらから融資を受けることも可能です。
本来ですと、小規模企業共済からは事業用の資金しか借りることができないため、デート代を企業共済から借りることはできません。
けれども、会社のお金から役員貸付金として借りた上で、その不足した資金の分を会社に充填するという形であれば、事業用の資金になるため、特に問題はないものと考えております。
この役員貸付金をする上で問題となるのは、やはり銀行からの借り入れがある場合です。
銀行からお金を借りておいて、それを事業用の資金としては使わず、役員貸付金として会社からお金を引出した上で愛人へ貢いでいたともなれば、それは問題があるはずです。
私は銀行からの借り入れはなく、実質的には一人会社ですのでそれほど問題はありませんが、銀行からの融資を受けている場合は注意した方がよいでしょう。
よく、会社経営者が会社のお金を愛人や株、ギャンブルなどに使いこんでしまい、経営危機に陥らせてしまうケースがありますが、経営者がそのような欲にとらわれてしまうと会社が傾いてしまうのはあっという間です。
特に惚れた女性の場合、不思議な男気のようなものが出てきてしまい、必要なお金を無条件で工面してしまおうと考えてしまうこともあります。先週の私がそうだったのですが、いつもなら女性に冷たいボクも、一瞬ではありますが、会社のお金も売掛金も小規模共済の積立金も、すべてその女性につぎ込もうとしていた自分がいます。
今回はすんでのところで理性が働き、思いとどまることができたというか、何となく、その子が状況を察して止めてくれたように感じてます。
経営者たるもの、常に自分を律することができなければ、あっという間に会社が傾いてしまうリスクがあることを感じさせられました。