ギリシャのユーロ離脱は大不況に陥る可能性もある

ギリシャ問題で世界同時株安になっておりますが、日経平均株価はかろうじて2万円をキープしているようです。けれども、リーマンショックの時も一気には急に下がりませんでした。のらりくらりと永遠に下がっていく可能性もあり、予断の許さない状況が続いております。

ギリシャ単独の問題ならまだしも、ユーロ離脱後、イタリアやスペインなども離脱していく可能性も出てきましたので、全面的なリスクオフの局面に突入するかもしれません。

もし、ギリシャがユーロとの間で何らかの合意があれば難なく解決しそうなふいんきもありますが、国民投票で否決された以上、EU側も返す気のない債務者にこれ以上の譲歩をすることは考えにくいです。

そうなると、行きつく先はドラクマでのインフレか、EU国債の暴落か、はたまた中国へ飛び火しての世界的なリセッションか、アベノミクスを推し進めている日本にとって、重大な局面に差し掛かってきたといっても過言ではありません。

今、円高に戻れば、日経平均株価は急降下するでしょう。もしそうなった場合、年金資金を引き上げざるを得なくなり、株価は元の木阿弥状態になってしまいます。EU崩壊による世界同時株安の可能性を考えると、今はリスクオフしておくのが最良の選択肢といえるかもしれません。

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