経費で備品を購入した際のポイントの扱い

会社の備品を楽天ショッピングで購入した場合、タイミングによっては10%のポイントが付くケースもあります。なので、アマゾンではなく、楽天で会社の備品を経費で購入しているのですが、この際のポイントの扱いについて疑問を感じてきております。

一般的な会社では、出張の際の航空券につくマイレージポイントなどがありますが、この分は役得として自分のポケットに納めている部長や課長が多いと思います。付いたポイントは自分の利益になるので、ポイント還元率の多い航空会社を利用しているはずかと思います。

その場合、高い航空券の方が還付されるポイント分が多いわけですので、できるだけ高いのを買おうという方向にいくかと思います。

でも、私の場合は法人の代表ではありますが、実質的に個人事業みたいなものですので、会社の税金分まで含めて考えるとさらに複雑になってきます。高い商品を購入することでのポイント付与分に加え、経費を高く計上することによる節税的な利益もからんでくるので、同じ商品であるなら、多少高くてもポイント付与の多いショップで購入したいわけです。

例えば、10万円の会計ソフトなどを購入する場合、楽天とアマゾンでは以下のような違いが出てきます。

楽天:経費10万円、ポイント付与1,000円
アマゾン:経費10万円のみ

この場合、計上する経費は同じでもポイント分だけお得になるわけです。

けれども、おうおうにして、楽天とアマゾンで同じ価格ということはほとんどありません。ポイントが付く分、金額的には高めの設定になっていたり、送料がかかってしまうケースも多いわけです。

例えば、ポイントで還元する分、価格の方は高く設定させて頂きますよっていうケースです。

楽天:経費11万円、ポイント10倍付与11,000円
アマゾン:経費10万円のみ

こんなケースだと、経費計上が11万円で多くなりますので、利益が圧縮されて税金が安くなる分、仮に税率が50%としますと、実際の負担は以下のような違いが出てきます。

楽天:11万円-ポイント分11,000円-税金が安くなる分55,000円=44,000円
アマゾン:10万円-税金分5万円=5万円

この差、6,000円も違ってきちゃうわけです。

もちろん、これを社員がやっている場合には、ポイント分は社員のポケットに消えるわけですので、経費が増えるだけで会社のオーナーにとっては負担にしかなりません。

楽天:11万円-税金分55,000円=55,000円
アマゾン:10万円-税金分5万円=5万円

実質的にマイナス5,000円になってしまいます。

なんともセコイ気がしますが、法律上、ポイントの扱いは決まっていないようですので、この部分で脱税にあたるのかどうかの疑問がいろいろあったりするわけです。いわゆる飛行機のマイレージの役得と同じような感じになるかと思いますが、どうなんでしょうね?

カテゴリ: