日経平均2万円達成による売りを警戒

「企業業績は改善しているのか?」という疑問がありますが、私の会社でいえば、何となく改善してきているような気配が徐々に出始めております。

とはいっても、自民党政権になってからは円安の影響により大打撃を受けており、民主党政権下と比較すると約4分の1程度の業績にまで落ち込んではいるのですが、今年に入ってからはなぜか少しづつ持ち直してきてます。

ただ、一般的な会社で株価が8,000円から2万円まで上昇するほどの業績改善のインパクトがあったのかというと、そんな気はまったく感じられません。

単に、円安が進んだから、それに合わせて株価が上昇しているだけのような気もしますが、年金資金なども投入されておりますし、輸出企業においてはある程度の業績改善が見込まれているようなので、総合的な合わせワザでそういうふいんきを醸し出しているのだろうと思います。

日経先物でいいますと、20,000円まであと50円のところまでやってきていますので、はやければ、本日中にも2万円タッチするかもしれません。

ただ、冷静に考えてみますと、実質賃金が上がってませんし、消費増税も控えておりますし、2万円いうほどの企業業績の改善は見られていない状況ですので、現在は高値圏ということになるのではないでしょうか。

2013年の5月末、1時、大幅に株価が暴落した時期がありますが、今年も2万円をつけたのち、達成感による急落の可能性も考えておく必要があると思われます。

果たして、さらに上へいくのか、それともここらで調整が入るのかは不明ですが、2万円タッチというのは達成感による売りで狙われやすい価格でもありますので、ここらでノンホルになっておくのもよいかもしれません。

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